前回(http://tricomtgtrico.diarynote.jp/201607141254033034/)の続きです。
昨日晴れる屋で久々に0-3と負け散らかしたので偉そうなことは言えませんが、書きかけを仕上げるのもまた修行と思って。。大会のレポはまた別途。
デッキ毎のサイドin-outに入る前に、もう少しトリコ石鍛冶というデッキそのものの魅力について語りたいと思います。日記のタイトルからしてこれなので、多少の語りはご容赦くださいませ。
「トリコ石鍛冶の強みは柔軟性」と前回書きました。私がトリコ石鍛冶を使い続ける(たまにミラクルやパトリオット、URやハイタイドに浮気しますが)理由は、この柔軟性が様々なデッキとの対戦を非常に楽しいものと感じさせてくれるからです。
私はmtgにおける柔軟性を「相対するデッキによって異なるゴールを設定できること、それに伴う戦術を複数とれること」と勝手に定義しています。
それは単にフィニッシュ手段が複数あることやデッキとしての丸さを示しているではなく、勝ちに至るまでの一貫した道筋を複数とれることを意味しています。
具体的に言えば、例えばミラクルは「フィニッシュ手段が複数あり、様々なデッキを受けきることのできる非常に丸いデッキ」ですが、勝利までの道筋としては「独楽をキーカードとしたハーフロックまたはボードコントロール」一本であり、柔軟性は少ないものと私は考えています。まあ、それは勝ちに至る道筋が太いいわゆる「骨太」デッキということと同義なのですが。
似たような柔軟性を持つデッキはマーヴェリックやBUGコントロール(not cascade、デルバー)かなと思いますが、使ったことがないのでここは完全に感覚です。
前置きはこれくらいにして、各デッキと対戦する際に気をつけていることと、現状のサイドボーディングを記載します。
基本は以下の通りですが、ピン差しで見る印象深いカードを必要以上に意識してしまったり、相手のサイドボーディングを読み切れていなかったりと、実際はなかなか上手くいかない場合が多いです。
とはいえこのデッキの柔軟性はサイド後にこそより強く発揮されるので、手を抜かずに取り組むポイントでもあります。
・ミラクル
クリーチャーを展開せず、終末でアドをとられないのでそこそこ有利。
生命線はネメシスなので、いけると判断したら3ターン目ぶっぱ→そのまま削りきりもまれによくあります。
単体除去しかないためメンター型はつらいですが、こちらのターンに除去できれば連続独楽からの突然死は防げるので丁寧に対応出来ればリソース差を然程付けられないうちに削れます。
サイド後もあまり戦略は変えず、カウンターを増やして万能枠を入れ換え、少し軽めにしてます。特に終末を確実にカウンターできるようにするキャノニストがかなり偉い。
メンターがあることがわかれば、単体除去少しと十手は残します。
in
1 Wear // Tear
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Pithing Needle
1 Ethersworn Canonist
1 Sword of Fire and Ice
out
3 Swords to Plowshares
3 Lightning Bolt
1 Umezawa’s Jitte
1 Fact or Fiction
・グリクシスデルバー
かなり不利。
石鍛冶パッケージの相性の悪さと単体除去しか採用していないことから、ヤンパイ+セラピーが刺さりまくるマッチ。ただ、カウンターでヤンパイを着地させずに後半装備品サーチ→そのままキャストの動きができればまくれる可能性も。これがグリクシスコントロールになると、コラコマフラッシュバックで石鍛冶パッケージが全否定されるのでメインは勝てる気がしなくなります。
サイド後は石鍛冶パッケージを抜きBTBで蓋、スペル増やしてメンターで殴り勝つプランに変更。アド負けするのでFowは全抜き。
in
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Sword of Fire and Ice
2 Rest in Peace
2 Monastery Mentor
1 Back to Basics
out
4 Stoneforge Mystic
1 Batterskull
4 Force of Will
1 Ponder
・BUGデルバー
五分~少し有利。
衰微は死ね(直球)。といった苦手なカードはあるものの、除去自体は少なく、石鍛冶や装備品や細菌トークンに衰微を消費してくれるなら、いずれアド差がついて動けるように。メインは基本的には生物を捌きながらロングゲームを心掛け、ネメシスバターかジェイスでの蓋を目指します。
サイドはやはりRIPを大事にします。こちらもアド損が嫌なのでFowは全抜き。
in
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
2 Rest in Peace
2 Monastery Mentor
1 Back to Basics
out
1 Snapcaster Mage
1 Umezawa’s Jitte
1 Fact or Fiction
4 Force of Will
2 Vendilion Clique
・RUGデルバー
少し不利~五分。
もみ消しや不毛が辛いマッチ。特にもみ消しは、フェッチ・石鍛冶・装備品・ヴェンディ・scmと当て処が満載でテンポを取られやすい。ある程度カウンターを抱えた状態でネメシスやバターを着地させたいので、他のスペルは相手のエンドに積極的に放り込み、カウンターを消費させていきます。
フルタップのタイミングでフェッチを切る、なるべく基本土地でマナを伸ばす、ぶっぱしない等カナスレ相手の基本動作を怠らずに色気を出さないことが大事。
サイド後は硫黄の渦を警戒してバターをとらないこともありましたが、4/4警戒は立ってるだけでも偉いので残します。
in
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Sword of Fire and Ice
2 Rest in Peace
2 Monastery Mentor
1 Back to Basics
out
1 Umezawa’s jitte
1 Fact or Fiction
4 Force of Will
1 Counterspell
1 Vendilion Clique
2 Jace, the Mind Sculptor
・URデルバー
少し有利。
火炎破含めた最速パターンでこられるとしんどいですが、除去が豊富で一度バターか十手が動き始めればほぼまくられないため、石鍛冶を大事に動きます。速槍はこちらのメインで除去したり、デルバーへは二枚除去を当てるつもりで構えるなど、感染と似たような戦い方をしてます。popはメインでは神頼みになってしまいますが、十手のカウンターを少し残しながら動いてケア…してるつもりです。
サイド後は重いカードを抜きます。ただし、議会の採決はネメシスやひょっこり出てくる月のために残します。
in
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Sword of Fire and Ice
out
1 Fact or Fiction
1 Counterspell
2 Force of Will
1 Jace, the Mind Sculptor
……デルバーが思いのほか多かったため、一度区切ります。以下デッキについては、次々回に以降に書く、予定です。
ANT・ドレッジ・エルドラージ・オムニテル・ショーテル・リアニ・BUG cascade・ゴブリン・エルフ!・エスパー石鍛冶・デスタク・Lands・バーン・黒単・赤青プリズン・マーヴェリック・感染・12post・MUD
昨日晴れる屋で久々に0-3と負け散らかしたので偉そうなことは言えませんが、書きかけを仕上げるのもまた修行と思って。。大会のレポはまた別途。
デッキ毎のサイドin-outに入る前に、もう少しトリコ石鍛冶というデッキそのものの魅力について語りたいと思います。日記のタイトルからしてこれなので、多少の語りはご容赦くださいませ。
「トリコ石鍛冶の強みは柔軟性」と前回書きました。私がトリコ石鍛冶を使い続ける(たまにミラクルやパトリオット、URやハイタイドに浮気しますが)理由は、この柔軟性が様々なデッキとの対戦を非常に楽しいものと感じさせてくれるからです。
私はmtgにおける柔軟性を「相対するデッキによって異なるゴールを設定できること、それに伴う戦術を複数とれること」と勝手に定義しています。
それは単にフィニッシュ手段が複数あることやデッキとしての丸さを示しているではなく、勝ちに至るまでの一貫した道筋を複数とれることを意味しています。
具体的に言えば、例えばミラクルは「フィニッシュ手段が複数あり、様々なデッキを受けきることのできる非常に丸いデッキ」ですが、勝利までの道筋としては「独楽をキーカードとしたハーフロックまたはボードコントロール」一本であり、柔軟性は少ないものと私は考えています。まあ、それは勝ちに至る道筋が太いいわゆる「骨太」デッキということと同義なのですが。
似たような柔軟性を持つデッキはマーヴェリックやBUGコントロール(not cascade、デルバー)かなと思いますが、使ったことがないのでここは完全に感覚です。
前置きはこれくらいにして、各デッキと対戦する際に気をつけていることと、現状のサイドボーディングを記載します。
基本は以下の通りですが、ピン差しで見る印象深いカードを必要以上に意識してしまったり、相手のサイドボーディングを読み切れていなかったりと、実際はなかなか上手くいかない場合が多いです。
とはいえこのデッキの柔軟性はサイド後にこそより強く発揮されるので、手を抜かずに取り組むポイントでもあります。
・ミラクル
クリーチャーを展開せず、終末でアドをとられないのでそこそこ有利。
生命線はネメシスなので、いけると判断したら3ターン目ぶっぱ→そのまま削りきりもまれによくあります。
単体除去しかないためメンター型はつらいですが、こちらのターンに除去できれば連続独楽からの突然死は防げるので丁寧に対応出来ればリソース差を然程付けられないうちに削れます。
サイド後もあまり戦略は変えず、カウンターを増やして万能枠を入れ換え、少し軽めにしてます。特に終末を確実にカウンターできるようにするキャノニストがかなり偉い。
メンターがあることがわかれば、単体除去少しと十手は残します。
in
1 Wear // Tear
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Pithing Needle
1 Ethersworn Canonist
1 Sword of Fire and Ice
out
3 Swords to Plowshares
3 Lightning Bolt
1 Umezawa’s Jitte
1 Fact or Fiction
・グリクシスデルバー
かなり不利。
石鍛冶パッケージの相性の悪さと単体除去しか採用していないことから、ヤンパイ+セラピーが刺さりまくるマッチ。ただ、カウンターでヤンパイを着地させずに後半装備品サーチ→そのままキャストの動きができればまくれる可能性も。これがグリクシスコントロールになると、コラコマフラッシュバックで石鍛冶パッケージが全否定されるのでメインは勝てる気がしなくなります。
サイド後は石鍛冶パッケージを抜きBTBで蓋、スペル増やしてメンターで殴り勝つプランに変更。アド負けするのでFowは全抜き。
in
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Sword of Fire and Ice
2 Rest in Peace
2 Monastery Mentor
1 Back to Basics
out
4 Stoneforge Mystic
1 Batterskull
4 Force of Will
1 Ponder
・BUGデルバー
五分~少し有利。
衰微は死ね(直球)。といった苦手なカードはあるものの、除去自体は少なく、石鍛冶や装備品や細菌トークンに衰微を消費してくれるなら、いずれアド差がついて動けるように。メインは基本的には生物を捌きながらロングゲームを心掛け、ネメシスバターかジェイスでの蓋を目指します。
サイドはやはりRIPを大事にします。こちらもアド損が嫌なのでFowは全抜き。
in
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
2 Rest in Peace
2 Monastery Mentor
1 Back to Basics
out
1 Snapcaster Mage
1 Umezawa’s Jitte
1 Fact or Fiction
4 Force of Will
2 Vendilion Clique
・RUGデルバー
少し不利~五分。
もみ消しや不毛が辛いマッチ。特にもみ消しは、フェッチ・石鍛冶・装備品・ヴェンディ・scmと当て処が満載でテンポを取られやすい。ある程度カウンターを抱えた状態でネメシスやバターを着地させたいので、他のスペルは相手のエンドに積極的に放り込み、カウンターを消費させていきます。
フルタップのタイミングでフェッチを切る、なるべく基本土地でマナを伸ばす、ぶっぱしない等カナスレ相手の基本動作を怠らずに色気を出さないことが大事。
サイド後は硫黄の渦を警戒してバターをとらないこともありましたが、4/4警戒は立ってるだけでも偉いので残します。
in
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Sword of Fire and Ice
2 Rest in Peace
2 Monastery Mentor
1 Back to Basics
out
1 Umezawa’s jitte
1 Fact or Fiction
4 Force of Will
1 Counterspell
1 Vendilion Clique
2 Jace, the Mind Sculptor
・URデルバー
少し有利。
火炎破含めた最速パターンでこられるとしんどいですが、除去が豊富で一度バターか十手が動き始めればほぼまくられないため、石鍛冶を大事に動きます。速槍はこちらのメインで除去したり、デルバーへは二枚除去を当てるつもりで構えるなど、感染と似たような戦い方をしてます。popはメインでは神頼みになってしまいますが、十手のカウンターを少し残しながら動いてケア…してるつもりです。
サイド後は重いカードを抜きます。ただし、議会の採決はネメシスやひょっこり出てくる月のために残します。
in
2 Flusterstorm
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Sword of Fire and Ice
out
1 Fact or Fiction
1 Counterspell
2 Force of Will
1 Jace, the Mind Sculptor
……デルバーが思いのほか多かったため、一度区切ります。以下デッキについては、次々回に以降に書く、予定です。
ANT・ドレッジ・エルドラージ・オムニテル・ショーテル・リアニ・BUG cascade・ゴブリン・エルフ!・エスパー石鍛冶・デスタク・Lands・バーン・黒単・赤青プリズン・マーヴェリック・感染・12post・MUD
コメント
あざーす!デッキ構成に正解はないけどサイドボーディングは明確な間違いがありますし、正直自信がないところなのでいろんな人の意見を聞きたいですね。